ノルウェー大使館がノルウェー文学を紹介するセミナーを開催、作家本人も登場
在日ノルウェー大使館とNORLA(ノルウェー文学海外普及協会)が5月12日、ノルウェー文学を紹介するハイブリッド形式のオンラインセミナーを開催する。
今回開催されるオンラインセミナーは、『ノルウェー文学セミナー:現代のクラシック ー ヴィグディス・ヨットとロイ・ヤーコプセン』と題し、現代の古典とも言える作品を多数生み出しているノルウェーの人気作家の中から、NORLA(ノルウェー文学海外普及協会)が日本読者に特におすすめする2名、ヴィグディス・ヨット(Vigdis Hjorth)とロイ・ヤーコプセン(Roy Jacobsen)を紹介。作家本人がノルウェーからライブで登場し、参加者からの質問にも答える予定だ。
さらに、森信嘉元東海大学教授(東海大学 文学部北欧学科)によるプレゼンテーション 「ロイ・ヤーコプセン 作品と言語」や、NORLAの活動紹介などが予定されている。
セミナーへの参加は事前登録が必要。詳細は下記、またはノルウェー文学セミナー:ノルウェー大使館にて確認を。
ノルウェー文学セミナー:現代のクラシック ー ヴィグディス・ヨットとロイ・ヤーコプセン
登壇者プロフィール
■ヴィグディス・ヨット(VIGDIS HJORTH)※写真左
1959年生まれ。エキサイティングな文学的キャリアを積み、子どもから大人まで広い層を対象に数多くの人気作を執筆。現在、ノルウェーでもっとも関心を集める現代作家の一人であり、受賞歴も多い。
主な賞にGyldendal賞(2011年)、批評家賞(2012年)、ブラーゲ名誉賞(2014年)、Amalie Skram賞(2014年)、Aschehoug賞(2015年)、ブックセラー賞(2016年)ほか。これまで、スウェーデン、デンマーク、フランス、ドイツ、イギリス、ブルガリア、アイスランド、オランダ、ロシア、フィンランド、ポーランド、ウクライナで作品が出版されている。
■ロイ・ヤーコプセン(ROY JACOBSEN)※写真中央
1954年生まれ。ノルウェーでもっとも影響力のある現代作家の一人と評されている。1982年に短編集『Prison Life(Fangeliv)』でデビューを飾り、権威あるTarjei Vesaas 新人賞を受賞して以来、人間関係における心理的な相互作用に特別な関心を持つ、独創的で大胆な作家へと成長を遂げた。
IMPACダブリン国際文学賞に3回、北欧評議会文学賞に2回ノミネートされている。2017年には『The Unseen』で、ノルウェー人作家として史上初のマン・ブッカー国際賞とIMPACダブリン国際文学賞の両方の最終候補になった。ヤーコプセンの作品はこれまで合計で36ヶ国語に翻訳されている。
■森 信嘉(元東海大学 文学部北欧学科 教授)※写真右
専門はノルウェー語・アイスランド語・フェーロー語等の西ノルド語学。編著書に『ノルウェー語文法入門』、『ノルウェー語基礎1500語』、『アイスランド語基礎1500語』(以上、大学書林)、『北ヨーロッパの文字と言葉』(小峰書店)、翻訳書に『スカルド詩人のサガ』(東海大学出版会)等がある。
【Information】
ノルウェー文学セミナー:現代のクラシック ー ヴィグディス・ヨットとロイ・ヤーコプセン
Norwegian Literature Seminar: Modern Classics – Vigdis Hjorth & Roy Jacobsen
日時:2022年5月12日(木)16:00~17:30(日本時間 JST)
会場:ノルウェー大使館 オーロラホール/Zoomウェビナー
※Zoom参加登録はこちら:
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_UAT-wks-ReeBMs3N_7mrlw
使用言語:日本語・英語(同時通訳あり)
主催:ノルウェー大使館、NORLA(ノルウェー文学海外普及協会)
プログラム(予定)
ー開会の挨拶:駐日ノルウェー大使 インガ M.W. ニーハマル
ーノルウェーの現代クラシック・作家紹介
ー「ロイ・ヤーコプセン 作品と言語」森 信嘉(元東海大学 文学部北欧学科 教授)
ー作家プレゼンテーション:ヴィグディス・ヨットVigdis Hjorth
ー作家プレゼンテーション:ロイ・ヤーコプセンRoy Jacobsen
ートーク/Q&A
ーNORLAの活動紹介
ー閉会のことば