北欧の至宝マッツ・ミケルセン、ジョニー・デップの代役で『ファンタスティック・ビースト』最新作に出演決定
デンマーク出身の俳優マッツ・ミケルセン(Mads Mikkelsen)が、映画『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ『ファンタスティック・ビースト』の最新作で、ジョニー・デップ(Johnny Depp)の代役としてグリンデルバルド役を演じることが正式に決定した。
マッツ・ミケルセンが演じるのは、物語の主要キャラクター、ゲラート・グリンデルバルド。『ハリー・ポッター』シリーズのヴォルデモート卿と並ぶ、史上最強で最も危険とされた“闇の魔法使い”で、本シリーズでジュード・ロウ(Jude Law)が演じる若き日のアルバス・ダンブルドアと複雑な関係にあったとされる。
『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第1作目からグリンデルバルド役を演じてきたジョニー・デップは、最新作にも出演が予定されていたが、元妻で女優のアンバー・ハード(Amber Heard)へのドメスティック・バイオレンス疑惑に関して、英「サン」紙を相手取った名誉毀損訴訟に敗訴したことなどを受け、同役を降板させられていた。
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2019年に映画のプロモーションで来日したマッツ・ミケルセン
インタビューでは京都が気に入ったと話している
11月22日に誕生日を迎えたばかりのマッツ・ミケルセンは、デンマーク・コペンハーゲン出身の55歳。2006年にハリウッド映画『007/カジノ・ロワイヤル』にル・シッフル役で出演し、世界的にその名が知られるようになった。
その後も、『偽りなき者』(2012)でカンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞、米テレビシリーズ『HANNIBAL/ハンニバル』(2013~2015)のハンニバル・レクター役、『ドクター・ストレンジ』(2016)のカエシリウス役など、多くの難役を演じ、その演技力が高い評価を得ている。
なお、『ファンタスティック・ビースト』シリーズ3作目(タイトル未定)は、前作に引き続き、イギリス出身のデヴィッド・イェーツ(David Yates)が監督が務める。マッツ・ミケルセンの起用も、監督たっての希望だったという。全米公開は2022年7月15日の予定。