ファッションでできるサステナブルな未来へのアクション、H&Mが日本で3つのキャンペーンを実施
サステナブルなファッションの未来を目指し、日々さまざまな活動に取り組んでいる、スウェーデン発のファッションブランド「H&M」。
今回、ファッションを通したサステナビリティのアクションを毎日の生活に取り入れてもらうためのきっかけづくりとして、「#ファッションでアクション」をテーマにした3つのサステナブル・キャンペーンを展開する。
1、屋外広告&デジタルビジョン
8月中旬から実施されているのは、これまでにH&Mの製品に使用されてきたサステナブル素材にフォーカスした屋外広告。8月30日までの期間限定で、東京・渋谷区内および裏原宿エリアに掲示する他、名古屋市中区の栄エリアと福岡市博多区内に同デザインを使用したデジタルビジョンを設置。
サステナブル素材が使用されたアイテムの選択を提案することで、サステナブルなファッションの未来を顧客とともに実現したいというメッセージが込められている。
2、Twitter キャンペーン
H&Mの公式Twitterアカウントでは、普段実践している、または今後実践してみたいファッションでのサステナブルなアクションを募集。8月28日から始まる第一弾では、選択式のフォーマットを用いて、気軽にサステナビリティについての会話に参加することができる他、第二弾では、コメントやリツイートを通して参加者がアイデアを出し合い、サステナブルなアクションについて意見共有する場を提供する。
参加方法:
1、TwitterでH&M公式アカウント(@hmjapan)をフォロー
2、該当キャンペーンツイートにツイートで参加
実施期間:
第一弾:8月28日~9月4日
第二弾:9月10日~9月17日
3、H&Mメンバー限定特典
H&Mメンバー限定特典として、店舗および公式オンラインストア(hm.com)において5,000円以上のショッピングで使える1,000円OFFクーポンを公式アプリ上で配布する。
配信期間:8月29日~9月30日
※期間中、新たにH&Mメンバー会員に登録した方も対象
H&Mメンバー会員登録はこちらから。
「#ファッションでアクション」キャンペーン以外にも、顧客が気軽に参加できるサステナブルな取り組みを実施しているH&M。その一例をここにご紹介。
グリーンタグ
各店舗では、オーガニックコットンやリサイクルポリエステルなど、サステナブルに調達された素材が50%以上使用されている商品にグリーンのタグを添付。タグには素材の名称と使用割合が記載されている。また、公式サイトでは、それらの商品のみを取り扱う特設ページも用意されている。
古着回収サービス
ブランドや状態を問わず、不要になった衣類をクーポンと引き換える古着回収サービスを国内の全店舗で実施。古着回収の活動により、H&Mはこれまでに日本で約5,441トンの古着を回収している。(2020年7月末時点)
素材に対する取り組み
世界最大のオーガニックコットンユーザーでもあるH&Mでは、製品に使用するコットンはすべて、オーガニック、リサイクルまたはサステナブルに調達されたものに限定。また、2030年までに、すべての素材をリサイクルまたはサステナブルに調達されたものを使用することを目指している。
ショッピングバッグの紙製化と有料化
H&Mでは2018年12月にショッピングバッグの紙製化・有料化を導入。以降、ショッピングバッグの消費減少につなげている。この取り組みは、プラスチックとショッピングバッグの全体的な使用量を減らすことによって廃棄物を削減し、海洋環境への負荷を減らすことを目的としており、導入から1年が経過した時点で、日本国内(オンラインを除く)の店舗における年間のショッピングバッグの消費が約53%減少したという結果が出ている。
世界中でさまざまなファッションブランドが、さまざまな方法で打ち出すサステナブルなアクション。H&Mの「#ファッションでアクション」キャンペーンをきっかけに、ファッションでできる環境や社会を変えるためのアクションを考えてみては。