「カフート(Kahoot!)」が日本の学校へ無償提供、子供たちのリモート学習をサポート
ノルウェー発の学習用プラットフォーム「カフート(Kahoot!)」が3月3日、 新型コロナウイルスの影響を受けている日本の学校を対象にプレミアム(Premium)版を無償で提供すると発表した。

ノルウェー発・学習用プラットフォーム「カフート(Kahoot!)」
カフート(Kahoot!)とは?
「カフート」は、ゲーム感覚で学べる学習用プラットフォーム。出題者がウェブ上のテンプレートに従ってクイズ形式の学習ゲームを作り、そのクイズのPINコードを回答者に共有することで、個人またはグループでプレイすることが可能になる。2~4択式のクイズを通して楽しく勉強できることから、授業の理解度アップやモチベーションの維持につながると評価され、これまでに日本を含む全世界で計12億人に使用されている。
>> カフートの使い方を徹底解説

カフートの使用イメージ。一人でも100人以上のグループでも利用できる
今回カフート社は、休校中も学生が普段通りに学習を進められるよう、新型コロナウイルスの影響を受けているすべての幼稚園、小中高等学校、および高等教育機関に対し、期間限定でプレミアム版(通常時は教員一人当たりに月額72ドルで提供)の機能を無償提供。自宅でPCやスマートフォン、iPadなどのデバイスから共通のウェブサイトにアクセスすることで、クイズを解きながらカリキュラムに沿って学習を進めることができる。ホームスクールや通信教育機関も対象。

カフートのクイズ画面イメージ
「カフート」はEメールアドレス、Facebook、Googleのアカウントを使ってサインインが可能。ベーシック(Basic)プランは常時無料で提供されているため、学校関係者だけでなく、企業の社内教育、イベント、結婚式の二次会、家族や友人とのコミュニケーションなどにも使われている。
当編集部スタッフも実際に使用した経験があるが、「カフート」は大人でも十分に楽しめる。ビンゴゲームのような感覚で使えて、設定次第ではクイズ終了後にランキングを表示できるので、大人数でトライするとより盛り上がるのだ。学習用プラットフォームではあるのだが、大人の“遊びツール”としても大活躍。ぜひ、仕事やイベントに取り入れてみては。
スクリーンに映し出された問題を見て回答をクリック。海外では実際の授業にも取り入れられている
カフート社CEOのアイレット・ハノア(Eilert Hanoa)氏は今回の無償提供にあたり、「当社は、生徒が意欲的に学べる優れた学習ツールを提供することを使命としており、この難局にあっても世界中の教育機関が効果的な教育を引き続き行えるよう、支援したいと考えております」とコメントを発表している。
あなたもこの機会に、学校や会社の仲間と「カフート」を試してみて。
>> カフートの登録~使い方をご紹介
【Information】
Kahoot! Premium無償提供の申し込み・詳細は下記ウェブサイトを参照ください。
・幼稚園および小中高等学校(英語)
https://create.kahoot.it/register/upgrade-confirm?plan=premium12nocct_schools
・高等教育機関(英語)
https://create.kahoot.it/register/upgrade-confirm?plan=premium12nocct_highered
・問い合わせ先(英語)
https://kahoot.com/coronavirus-remote-offer/
Photo:Kahoot!