踊り狂うパーティー動画流出のサンナ・マリン首相、薬物は検出されず
友人らと踊りながら大騒ぎする様子が映ったプライベート動画がSNSに流出したフィンランドのサンナ・マリン首相。
流出した動画内の会話にコカインなどの薬物を意味するスラングが含まれていたことから、野党議員や一部の国民から批判が噴出し、現地時間の8月19日に身の潔白を証明するため薬物検査を受けていた。
その後の8月22日、フィンランド政府は同検査の結果は「陰性であり、薬物は検出されなかった」との声明を発表。なお、検査費用はサンナ・マリン首相自らが負担したという。
動画流出後、マリン首相は現地の新聞の取材に対し、「私は薬物を使用していない。友人と歌って踊ってパーティーをしていただけで、違法なことは何もない。完全に合法だ」とコメントしていた。
サンナ・マリン首相のパーティー好きは現地フィンランドではよく知られており、過去にもナイトクラブや音楽フェスなどに出没し写真を撮られている。また、芸能人や著名人との交流にも積極的で、今回の流出動画にもフィンランドの人気歌手やラッパー、タレントなどの姿が見られた。
マリン首相は「プライベートの時間は友人と過ごすし、それは同年代の人たちと同じこと」と話しており、首相という立場にかかわらず、今後もプライベートの過ごし方は変えるつもりはないとしている。