冬の定番、スパイスを効かせたホットワイン「グロッグ」を楽しもう♪

家で過ごす時間が増えるこの季節。寒く長い冬を心地よく過ごす知恵が詰まった北欧のライフスタイルから、“おうち時間”を素敵に彩るヒントをもらいましょう。

今日は、北欧の冬やクリスマスを語る上で欠かせない定番のドリンク「グロッグ」をご紹介します。(スウェーデン語:Glögg – グロッグ/デンマーク語・ノルウェー語:Gløgg – グロッグ/フィンランド語:Glögi – グロッギ)

Glögg

スウェーデン流のグロッグ/Photo:sonomamag.com

「グロッグ」はクリスマスの時期に飲まれるスパイス入りのホットワイン(グリューワイン)で、北欧をはじめ、ヨーロッパでも広く親しまれています。一説では、16世紀にスウェーデンから伝わったものとされ、厳しい北欧の冬に身体を芯から暖める飲み物として重宝されていたそうです。

それぞれの国や家庭によって定番のレシピは異なりますが、今回ご紹介するのは赤ワインを使ったシンプルレシピ。スパイスをたっぷりと使うのがポイントです。

<材料(約6杯分)>
お好きな赤ワイン:1本(750ml)
シナモンスティック:2本
オレンジ:1個
生姜(薄切り):3~5枚
アーモンド:5~6個
○カルダモン(ホールタイプ):3個
○クローブ(ホールタイプ): 5個
○スターアニス(八角):1~2個
○レーズン: 100g
注:○印のスパイスはお好みで量を調整してください。

<作り方>
1、まずはスパイスの下準備から。オレンジを8等分のくし形に切り、皮をむく。カルダモンはさやを割り、種を取り出しておく。シナモンスティックは2~3等分に割る。アーモンドは茹でて皮をむき、細かくカットしておく。
2、赤ワインを鍋に入れ、1で準備したオレンジの皮とカルダモンの種、シナモンスティック、さらに生姜、グローブ、スターアニス、レーズンを入れる。※そのまま一晩寝かせるとより味が染み込みますが、すぐに温めてもOK
3、鍋にふたをして弱火にかけ、沸騰しないようにゆっくりと温める。(アルコールが飛ばないように注意)
4、ワインが適温(75~80℃)になったら、すくい網などを使って、2で入れたスパイスを取り除く。(レーズンは残しておく)
5、ワインをお好みのカップに注いで、1で準備したアーモンドを散らして出来上がり♪
注:写真(上)のようにスパイスをデコレーションとして使っても素敵です

甘い飲み口がお好きな方はハチミツを入れてもおいしいですよ♪ 何度も温め直すと味が落ちてしまうので、飲むタイミングや人数に合わせて材料の量を調整してみてください。

ワインを注ぐグラスは、ホットドリンクでも安心して使用できる耐熱ガラス製がおすすめです。
寒い夜はココロもカラダもぽかぽかに温まる「グロッグ」を一杯。この冬は、おうちで手軽に“北欧スタイル”を楽しんでみませんか?

 

THE STYLE OF NORTH 編集部

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