国際女性デー、北欧の女性リーダーは何を語った?
3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」。北欧では、毎年大規模なデモンストレーションやイベントが開催されますが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止や延期、縮小になるものが多かったようです。
そんな中、北欧を代表する女性リーダーは何を語ったのか。以下に抜粋してお届けします。
Photo:Wikipedia
サンナ・マリン(Sanna Marin)/フィンランド首相
「ジェンダーの平等を実現させるための最良の方法は、より高いレベルの政治的意思決定の場に女性を参画させることです。これまでに女性や少女の権利を推進する先駆者となったすべての女性政治家と指導者に敬意を表します。彼女たちの働きとロールモデルがなければ、私は今日この場でスピーチをしていなかったでしょう」
-国連本部で開催された国際女性デーイベントでのスピーチより
Photo:Mondoweiss
メッテ・フレデリクセン(Mette Frederiksen)/デンマーク首相
「私たちは女性と少女の権利のために戦わなくてはなりません。私はデンマークに住むすべての人が平等な機会を得られるように、できることすべてを行いたいと思っています。そして、女性が政治に対してより責任を持てるように働きかけていきます」
-公式Facebookより
Photo:Hoyre
エルナ・ソルベルグ(Erna Solberg)/ノルウェー首相
「ノルウェーは世界で最も平等な国の一つですが、まだまだ課題もあります。とりわけ、女性に対する暴力や賃金の格差などについては、より多くの議論を交わす必要があるでしょう。また、移民の女性が私たちの社会で平等の機会を得られるよう尽力することも必要です。私たちは自分の国だけでなく、すべて国の女性のために戦う責任があるのです」
-公式Instagramより
Photo:Document.no
アマンダ・リンド(Amanda Lind)/スウェーデン文化民主主義大臣
「女性の権利と平等のために戦ったすべての人々に思いを馳せます。そして今、私たちの世代もその意思を引き継ぎ、戦い続けなければなりません。すべては次の世代のために。やるべきことはたくさんあります」
-公式Facebookより
Photo:Wikipedia
オーサ・リンハーゲン(Åsa Lindhagen)/スウェーデン男女共同参画大臣
「女性に対する暴力を終わらせること。女性の経済力を高めること。女性のストレスを減らすこと。私たちは社会が平等になるまで一歩ずつ戦うのです。そして、本当に平等になったときに初めて祝福することができるのです」
-公式Instagramより
Photo:morgenbladet
グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg) /環境活動家
「ジェンダーの平等なくして気候の公平性は語れない。私たち女性が求めているものは称賛や賛美ではなく、『平等』であるということを覚えていてください」
-公式Twitterより
ここにご紹介した以外にも、多くの女性が「国際女性デー」に合わせて声を上げました。また、北欧5か国(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、アイスランド)の首相が共同で声明を発表。2030年までに男女共同参画を実現するために、進むべき方向性をより明確化し、グローバルコミュニティに強く発信していくことを約束しました。
日本でも多くのイベントが行われた3月8日の「国際女性デー」。あなたはどんな一日を過ごしましたか?